このページでは、マスターすることが難しい
『ドラムのシャッフルビート』
について詳しい解説と練習方法をお伝えいたします。
Contents
シャッフルって何?
シャッフルという言葉の意味は、
従来、『混ぜ合わせる』という意味を持ちます。
音楽に関しては、リズムの1種で、
1拍を3等分したものを指します。
楽譜的には3連符を用いて書かれ、
3連符の真ん中を休符として考えます。
シャッフルのリズムはもともと
ジャズのリズムの一つとして演奏されていましたが
その後『リズム&ブルース』の中でよく使われるようになりました。
初期のロックンロールでもよく
使われ、現在のシャッフルの原型が完成したのです。
シャッフルリズムの特徴は、その躍動感にあります。
シャッフルリズムの躍動感は、
聴く者をワクワクさせ楽しくさせます。
具体的なシャッフルの練習
3連符での基礎練習
シャッフルを実際にプレイする前には、
3連符での基礎練習をしっかりする必要があります。
通常の左右交互の手順ではなく、
RLR/RLR/RLR/RLRの手順で練習します。
バスドラムと重なる右手が重要で
この部分がしっかり叩けていないと
間延びし気持ちの悪いシャッフルになってしまいます。
ダブルストローク
コツは、バスドラムと重なる部分を
しっかりと引き上げる
『プルテクニック』
というものを使います。
このテクニックはダブルストロークを
マスターするために必須のものです。
シャッフルをマスターする為にも
このダブルストロークをマスターしましょう。
それではこのダブルストロークを
解説していきたいと思います。
まずスティックを打ち付けると、
スティックは跳ね返ってきます。
このことを『リバウンド』といい、
その跳ね返ってきたスティックを
もう一度握り直すことが『スクイズ』と言います。
詳しくは動画をご覧ください。
【参考動画】
レギュラーグリップのダブルストローク~手首と指の使い方
シャッフルリズム
シャッフルの基本形
1、バスドラムが4分音符のパターンです。
2、バスドラムが1、3拍目に入っているパターンです。
3、バスドラムにもダブルキックが加わり
難易度が高くなっています。
4、こちらは普通の8ビート見えますが、
これは3連符としてプレイします。
2つ譜面を載せておきますので、参考にして下さい。
5、4同様に3連符としてプレイします。
6、同様です。
右手が4分打ちのシャッフルリズム
1.3連符が含まれていませんので、
8ビートとも言えますしシャッフルとも言えます。
メロディー次第というところです。
2.2拍目の裏がシャッフルのノリを醸し出します。
3.3拍目が3連符のノリですね。
4.2小節にまたがっているパターンで、
これも良く聞かれます。
右手が4分打ちのシャッフルリズムは
さほど新しいテクニックではありませんが、
ブリティッシュロックでは
パワフルに演奏される奏法です。
モータウン・ソウルなどでは
アップ・テンポでよく使われていました。
フィルイン
シャッフルのフィルインは
多くが3連符を元にプレイしますが、
初心者の方ではフィルインの手順に迷う人がいます。
3連符のフィルインは
RLRLRLRLRLRLRの手順を
スライドさせればよいだけです。
ハーフタイム・シャッフル
このハーフタイムシャッフルは、
通常のシャッフルとハイハットが違います。
ハーフタイム・シャッフルは、
テンポが半分になったように
感じるリズムです。
ハーフタイム・シャッフルは
通常6連符表記で書かれます。
( )はゴーストノートと言い、
ごく僅かな音量でプレイすることを示しています。
また別ページで詳しく
ハーフタイム・シャッフルは解説していきます。